2023年2月1日にパナソニックから自動調理鍋オートクッカービストロが発売されました。
お値段なんと8万8000円!
たっけぇ!
※2023年7月現在は、Amazonで約7万6000えんです。
また、AINX(アイネクス)から自動調理器スマートオートクッカーが2021年5月に発売されていますね。
お値段は約29800円。
この値段の差はなんだろう?
自動調理器って何?
そもそも自動調理器って何?と思いませんか。
ざっくり言うと、
調理器が鍋の中を自動でかき混ぜてくれて、鍋底を焦げ付かないようにしてくれます。
具材を入れてスイッチポンっ!で料理が完成するものが自動調理器です。
ですので自動調理器を買う際は、
自動かき混ぜというロマンに惹かれて購入したけど、圧力機能ないじゃん!
とならないよう注意して購入しましょう。
各メーカーが発売している自動調理器の違いをざっくりまとめると、
- パナソニックは、かき混ぜ(鍋底)➕圧力
- その他自動調理器は、圧力機能がなくかき混ぜのみ
自動調理器と名乗る商品で圧力機能があるのは、今度発売されるパナソニックのみです。
自動調理鍋と圧力鍋の2つの機能がパナソニックのオートクッカービストロには備わっているので、
その分、群を抜いて値段が高いです。
自動調理器選びの結論
結論は、
万能な自動調理器が欲しい!!
と思っている方はパナソニックのオートクッカービストロを買ってください。
自動調理鍋と電気圧力鍋の2つの機能が唯一ついている商品です。
パナソニック製品はパナソニックストアプラスからの購入がオススメ
自動かき混ぜのロマンが欲しいけど、パナソニックのは高すぎる!
と考えている方は、アイリスオーヤマのシェフドラムがおすすめです。
鍋全体が回るのでロマン度が非常に高めです✨
かき混ぜ機能はいらないけど、圧力機能が欲しい!
と考えている方は、電気圧力鍋を買ってください。
おすすめはティファールのクックフォーミーです。
容量が6リットルと大きく、価格も約25000円とお手頃価格です。
ウチはティファールのクックフォーミーエクスプレス(電気圧力鍋)を長年愛用しています。
容量の目安としては、
現在、色々な自動調理鍋が発売されていますが、
パナソニックのオートクッカービストロとの大きな違いは圧力機能の有無です。
パナソニックは自動調理鍋業界初の圧力機能をつけています。
機能の差で言うと【パナソニックかパナソニック以外か】という状態です。
今回は、自動調理器のみに注目してそれぞれのメーカーの特徴点を解説していきます!
自動調理器一覧表
現在発売されているかき混ぜ機能がある機種(自動調理器)だけをピックアップしてみました。
メーカー | お値段 | 圧力機能 | 調理容量 | かき混ぜ方 |
パナソニック オートクッカー | 約88000円 ※予定 | 有 | 2.4L(満水4.2L) | 鍋底プロペラ |
SHARP ホットクック | 約60000円 | 無 | 2.4L(満水4.7L) | 鍋ぶたプロペラ |
アイネクス スマートオートクッカー | 約25000円 | 無 | 不明(満水3.5L) | 鍋ぶたプロペラ |
アイリスオーヤマシェフドラム | 約47000円 | 無 | 2.0L(満水4.5L) | 鍋が回る |
メーカー不明 ドラムクック | 約24800円 | 無 | 不明(おそらく2L前後) | 鍋が回る |
上に書いてあるモノ以外は、ただの電気圧力鍋で自動かき混ぜ機能はありません。
個々具体的に商品を見ていきましょう。
パナソニック オートクッカービストロ
業界初の圧力機能を備えた自動調理器です。価格は8万8000円。
特徴として
- 調理の際、鍋底を自動でかき混ぜる
- 高火力
- 圧力機能がついている
鍋底かき混ぜ機能がついてる
従来の自動調理器は、鍋ぶたにかき混ぜプロペラがついているので鍋の底を上手く混ぜることができませんでした。
焼いたり炒めたりした際に、具材をきちんと炒めることができない。
パナソニックのは鍋底にプロペラがついているので綺麗にかき混ぜることができ、速さを変えることもできます。
飴色玉ねぎもご覧の通り
従来の自動調理器より炒めることが得意そうです。
SHARPのホットクックは鍋ぶたにかき混ぜ機能がついているので、ふたをしないとかき混ぜることができません。
また、ふたをしていると食材の水分を飛ばすことができず、焼くよりも煮る状態になります。
YouTubeでホットクックやアイネクスの調理動画を見ると、ほぼ煮た状態になってました。
パナソニックのオートクッカービストロもホームページのレシピを見る限りふたをして調理するようなので、
きちんと炒めることができるか気になるところです。
8万8000円かぁ・・・。
自動調理器トップの高火力
最大1285Wの高火力で自動調理できるので、チャーハンなどの炒め物も美味しくできるようです。
鍋底にプロペラがあるので、高火力でも焦げないんでしょうね。
チャーハンが上手に仕上がるなら自動調理器として文句なしです!できればですけど・・・。
業界初、圧力➕かき混ぜ
圧力をかけながら、鍋底をかき混ぜることができます。
しかし、圧力かけながらかき混ぜることはあまりないんじゃないかなと疑問です。
圧力をかける目的として、具材を柔らかくすることしか思いつかないんだけど、その場合煮るので鍋底は焦げつきません。
かき混ぜる必要がなさそうなので、圧力➕かき混ぜ機能の同時使用は要らないかな〜と個人的に思います。
圧力機能はもちろん要ります!
SHARP ホットクックヘルシオ KNーHW24G
価格は約60000円前後。
容量が小さいサイズもありますが、買う場合は大きいサイズをおすすめします。
発売開始は2021年9月。ホットクック自体は2017年頃から発売されてますね。
特徴として、
- 温度センサーと蒸気センサーで火加減を調整
- 蒸気を逃さないので、無水カレーや無水シチューが得意。
- ホットクックユーザーによるコミュニティ(創作レシピ)がある
温度センサーと蒸気センサーで火加減を調整する
ホットクックヘルシオは、温度センサーと蒸気センサーで食材の状態を読み取り、自動でかき混ぜてくれる優れものです。
無水カレーや無水シチューが得意
ふたを閉じて自動で調理するので、食材の水分を閉じ込めたままの無水調理が得意です。
カレーやシチューは材料を入れるだけで完成します。
ホットクックユーザーのコミュニティがある
SHARP公式のホットクック部というホットクックを使ってお互いのレシピを教え合うコミュニティがあります。
更新頻度もかなり高めです。
こういうお互いにレシピを教え合うコミュニティは素敵ですね。
また、料理レシピでお馴染みのクックパッドにおいてもホットクックを使用したレシピが調べたところ、
2023年1月現在で1,348品ありました。
こういったコミュニティが形成されているのは、自動調理器の先行者として得られたメリットですね。
現在販売されている自動調理鍋の中だと、値段が1番高く、個人的にこの価格帯までお金を出すんだったら
素直に圧力機能までついているオートクッカービストロを買った方が満足すると思います。
アイネクス スマートオートクッカー
アイネクス株式会社から発売された自動調理器スマートオートクッカー。
2021年5月発売、価格は約25000円。
アイネクス株式会社は日本の会社で、この商品は中国で製造されています。製造メーカーは不明。
アイネクス株式会社は中国家電の卸売会社だね
時間設定は60分まで可能で、温度設定も50度から190度まで調節が可能です。
操作も簡単そう
廉価版ホットクックです。
こちらは蒸気口もあり、ふたも少し空いた状態で調理するので、食材の水分は蒸発します。
無水調理が苦手な分、炒めものはホットクックに比べこちらに分があると言えるでしょう。
私個人の意見ですが、ホットクック買うよりもスマートオートクッカーを買った方がコスパが高そうです。
ホットクックのレシピも作れそうだし・・・。
無水レシピは厳しそうね。
アイリスオーヤマ シェフドラム
現在発売されている自動調理器の中では、焼く、炒める、揚げるが1番得意な機種です。
発売は2022年9月末。圧力機能はありません。
価格は約47000円。
個人的にロマン度がピカイチです!!
このナベが回転する様子、もはやスーパーロボットです!(違う)
名だたるスーパーロボットと比べても違和感がありません(ある)
しかし、個人的に焼く工程の自動化に時短効果があるのかは少し疑問です。
家電としても大きいので場所をとるし、実際のところフライパンで炒めたほうが仕上がりも良いし時短にも繋がる気がします。
料理を同時並行して行う場合はいいかもしれませんが・・・。
鍋が回るルックスはロマンです✨
ふたの開け閉めが可能
シェフドラムの優れているところは、ふたを開けた状態で調理することが可能です。
チャーハンを作る際は、ふたを開けた状態で作るようです。
なので、水分を飛ばして炒めることが他の自動調理器よりできますね。
また、ふたの蒸気口に調節機能があり材料に応じて蒸気口を大きくしたり小さくしたりすることができます。
チャーハンは難しい
こちらをご覧ください。
ごはんの状態によっては、目を離すとこういうことになりかねません笑
完全に自動とはいきませんね。笑
サイズが大きい
サイズが幅 370× 奥行 279 × 高さ 343 mmあります。
スーパーロボットなので、仕方がないです。
シェフドラムは実用性よりもロマンを求めて買えば、満足度は高そうです。
メーカー不明(韓国)ドラムクック
韓国製造のドラムクックは、アイリスオーヤマのシェフドラムの廉価版です。
こちらが発売は先で2016年頃。最古参・・?
キャッチコピーのまわる料理人はすごく好きです。笑
シェフドラムと同様、鍋全体を回すロマン家電です。
お値段は約24800円。
製造メーカーは不明(韓国)です。
サムスン当たりが作っていれば記載されているだろうけど、おそらく違うメーカーが作ってますね。
日本に卸ろして販売しているのは株式会社TUF。
この簡素なホームページ、中国製、韓国製の商品でよく見るシンプルな作りです。
未来チャーハンってなんだw
値段は安いですが、レビューを見ると規定量以下の具材でもドラムの回りが悪くなったり、ヒーターがきちんと加熱してくれなかったりする不満が多く散見されました。
さらにレビューを調べていたら、
カレーを作っていたら爆発して火傷するところだったと言うレビューがありました。
返品交換についても未使用・未開封で3日以内と厳しく、故障・初期不良については言及されていません。
不安・・・。
楽しそうですが、おもちゃとして考えれば高い。
ドラムクックを買うなら、アイリスオーヤマのシェフドラムを買った方が満足度は高いと思います。
※楽天だとドラムクックは現在12800円で販売しています!!購入するなら今!!笑
多分在庫一掃セール中です!!
まとめ:自動調理器選びは、ロマンか万能か。
自動調理器のおすすめは、その人が何を求めるかで変わり、
- 万能でおしゃれなのが欲しい方はパナソニックのオートクッカービストロ
- 自動調理というロマンを堪能したい方はアイリスオーヤマのシェフドラム
- コスパを求め、かつ自動調理器を楽しみたい方はアイネクスのスマートオートクッカー
が良さそうです。
まだまだ発展途上の自動調理業界、今後料理ロボットが登場することに期待です。
呼んだ?
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